れいじのなかのれいじ

神威怜司のbookメモ&思考メモです。

原子力に関する現時点でのぼくの意見

最近、原子力に関する本を読んでいるが、読んでいて思うのは「原子力は必要」ということ。そして原子力はなくてもなんとかなるが、原子力を利用した方が経済的にも健康面でもぼくたちにメリットが大きい。原子力の負の局面にだけ焦点をあてるのではなく、光の部分にも焦点をあててもらいたい。今は原子力に関して積極的に情報を集めていかなければ、負に偏った情報しか得ることができない。原子力に反対する人に、原子力に関する様々な角度からのデータをみて、その上で再度考えてもらいたい。

 

ぼくは日本で原子力を辞める方向から舵を切ることを望む。日本には世界に誇れる技術力があるのだから、その技術力を生かし、他国のエネルギーを豊かにしようではないか。エネルギーが十分に供給されるようになれば、世界の戦争は減ると思う。そして原子力でエネルギーをまかなっている間に、再生可能エネルギーや核融合エネルギーのイノベーションも起こってくるのではないだろうか。

ここで原子力を辞めて、かつてのアメリカのように技術を衰退させてしまうのはもったいない。もっと、もっと技術を高めて、原子力を大きな産業にしてみてもいいのではないか。原子力が大きな産業になれば、研究・開発も活発になり、イノベーションも進む。これによってより安全性が高まったり、次世代の原子炉の実現が早くなったり、バックエンドの技術もより向上していくのではないか。このようなポジティブシナリオは、ぼく自身が原子力に関わっていることが大きく関係していると思うが。しかし、みすみす日本が世界に誇る技術を手放してしまうのはもったいない。たとえ脱原発になっても企業には原子力の研究開発、サービスの提供は辞めてもらいたくない。

 

ここからは妄想になるが...

日本で、ある地域のみ原子力発電を行える地域、例えば原子力特区を作ってみたらどうだろうか?

放射線の基準をその特区だけ100mSv/年することで、まず原子力の運転コストが下がる。そしてその下がった電力と低い法人税を売りに企業を誘致するのだ。100mSv/年では発癌のリスクは受動喫煙と同程度なので、この特区に工場を構える企業はあると思う。工場がくれば、雇用が生まれる。受動喫煙程度のリスクと知れば、ここで働こうとする日本人も必ずいる。そしてカジノ等のエンターテイメントを充実させリゾートの一面もつけることで、所得税も世界最低の水準に下げることで、世界の富裕層をよびこめるかもしれない。

キャッチコピーは「死の灰の都市 and/or 楽園の都市。どちらになるかはあなたの気持ち次第」。

加えて、この地域でベーシックインカムを採用してはどうだろうか?泊まることのできる格安もしくは無料のネットカフェも建設するのだ。衣、食はベーシックインカムで賄え、このネカフェによって住も賄えるようにする。働きたくなったら、多くの工場があるので職はある。富裕層の家の掃除等をやってもいい。

ぼくは今でこそ、北海道に住んでいるが、このような特区があったら間違いなく移り住むだろう。そして原子力関連の研究機関で格安、もしくは無休で働ければ楽しいだろうな。

 

妄想はこんな感じで。

 

とにかく多くの人に原子力についての正しい知識をもってもらえたならな、と思う。その知識を学ぶ上で下記の2冊はいい本であった。この本での知識をもとにブログには書いているが、間違っている個所もあるかもしれない。間違っている個所があったら、知らせてもらいたい。それによりぼくの原子力に関する知識がより正しくなるので。

 次は反原発の人の本を読んで、原子力の別の視点も得たいと思う。