れいじのなかのれいじ

神威怜司のbookメモ&思考メモです。

命を懸けた漢達の物語 -【映画】ライトスタッフ

岡田斗司夫さんがおすすめしていた映画「ライトスタッフ」を見た。(確かGayoジョッキーのひとり夜話だったような...)

ライトスタッフ - Wikipedia

 

この映画はジェット機や宇宙船のテストパイロット達の物語です。そして実際の実話でもあります。

おもしろい映画でした。3時間を超える映画だったので、見る前は「途中で飽きてしまうのでは?」と不安でしたが、全く飽きることなく最後まで見れちゃいました。

 

でてくるパイロットたちの生き方がかっこいい。安定に生きるということは考えていない。そして金でもない。

彼らが命をかけてほしいものは、誇りや名誉といったものです。自分が1番であること。

何しろ、4度やれば1度は死んでしまうほどの確率の仕事です。どんなに金をもらっても割に合わない。けれども男達は挑戦する。自分の限界を超え、誰も見たことがない風景を見るために。

 

また技術革新はこういう犠牲のもとでなりたっていることを実感。

ジェット機、飛行機しかり、自動車、原子力発電やエレベーターなど。事故が起こるから、その技術の欠陥がわかり、その欠陥を修正することでより安全になる。

科学技術はぼくたちの生活を豊かにしてくれましたが、豊かになった背景には多くの犠牲があってのこと、ということを忘れてはらない。そして、いつ自分がその犠牲者側にまわるかもわからないということを。

 

テストパイロットであるチャック・イエガーと整備士の何度かあるシーンが好きです。

 

イエガー:ガム持ってるか?

整備士:1枚ならある。

イエガー:くれないか?後で返す。

 

「後で返す」というのは、イエガーなりの仕事前の儀式なんだなーと。験担ぎのようなもの。整備士も「おう、また帰ってこいよ」みたいな感じで、気軽にガムを渡す。なんかいい関係だなーと思えました。馴れ合いの仲間ではなく、戦友という仲間。

 

この映画おすすめです。

見終わった後、熱い気持ちが湧き上がってきます。