命を懸けた漢達の物語 -【映画】ライトスタッフ
岡田斗司夫さんがおすすめしていた映画「ライトスタッフ」を見た。(確かGayoジョッキーのひとり夜話だったような...)
この映画はジェット機や宇宙船のテストパイロット達の物語です。そして実際の実話でもあります。
おもしろい映画でした。3時間を超える映画だったので、見る前は「途中で飽きてしまうのでは?」と不安でしたが、全く飽きることなく最後まで見れちゃいました。
でてくるパイロットたちの生き方がかっこいい。安定に生きるということは考えていない。そして金でもない。
彼らが命をかけてほしいものは、誇りや名誉といったものです。自分が1番であること。
何しろ、4度やれば1度は死んでしまうほどの確率の仕事です。どんなに金をもらっても割に合わない。けれども男達は挑戦する。自分の限界を超え、誰も見たことがない風景を見るために。
また技術革新はこういう犠牲のもとでなりたっていることを実感。
ジェット機、飛行機しかり、自動車、原子力発電やエレベーターなど。事故が起こるから、その技術の欠陥がわかり、その欠陥を修正することでより安全になる。
科学技術はぼくたちの生活を豊かにしてくれましたが、豊かになった背景には多くの犠牲があってのこと、ということを忘れてはらない。そして、いつ自分がその犠牲者側にまわるかもわからないということを。
テストパイロットであるチャック・イエガーと整備士の何度かあるシーンが好きです。
イエガー:ガム持ってるか?
整備士:1枚ならある。
イエガー:くれないか?後で返す。
「後で返す」というのは、イエガーなりの仕事前の儀式なんだなーと。験担ぎのようなもの。整備士も「おう、また帰ってこいよ」みたいな感じで、気軽にガムを渡す。なんかいい関係だなーと思えました。馴れ合いの仲間ではなく、戦友という仲間。
この映画おすすめです。
見終わった後、熱い気持ちが湧き上がってきます。