自分の理想、評価は高く、そして自由にもっていい
苫米地博士の新刊。
今、自分が悩んでいることに対し、1時間ほどのコーチングをして頂きました。本を読んでいるとたまにこういうことがあるから、本を読むことは面白く、やめられない。
本書で定義する「金持ち」は非常にシンプルで、「支出が収入を上回らないこと」としています。シンプルでありながら、まさに本質をついている言葉。
多くの人は、月に15~20万円を稼ぐ能力をもっている。稼ぎ方は正社員でもバイトでも、なんでもいい。本来であれば、そしてこれぐらいの収入があれば金銭的にはそこそこに満足した暮らしができてしまう。ここに仲間や恋人、家族がいればより満足度は高いと考える。
しかしながら、ぼくらは洋服にはデザインや質感、ブランドを求めたいし、おいしく豪華な食事をしたいし、広い家にも住みたい。そしてこれらを求めようと思うと、多くのお金が必要になる。でも、「機能」だけで考えれば、多くのお金は必要としなくなる。それこそ月20万円程度あれば満足できてしまう。この「機能」に満足できるか、できないかは、心の持ち方によってかわってくる。著者が多くの著書で述べているように、本当に重要なことは外にではなく、内(マインド)にある。そして素晴らしいことに人間はこの「マインド」を自分でコントロールすることができるのだ。この本を読んで、マインドのコントロールの重要性が自分の中で、やっと腑に落ちた気がする。
こういう風に思えた印象的な本書の言葉はこちら
「満足は、目で見なければできないものではなく、心でするものなのである。」
うーん、いい言葉ですね。
そして心を満足させるのに最も簡単なのが、人の役に立つことである。人は他人から「ありがとう」、「助かったよ」といった言葉や、人から承認されることで非常に満足できる。少なくともぼくはできてしまう。この人に役に立つことを仕事と結びつけてしまえば、生きているほとんどの時間を満足感で満たされながらすごすことができてしまうのだ。そしてその仕事がやりたいことなら、なおさら満足である。
今は「やりたい仕事」といった、理想を求めることはいいように見られないこともあるが、理想を求めていいのである。自分の理想を限りなく追及し、理想を実現できると思い、実際に実現していくことが、満足感を得ることにつながる。
自分の理想、評価は高く、そして自由に持っていい。
本書はこんなことを思えるように背中を押してくれた。そして今いる自分の状況は悪くないと思え、光がさした。
ぜひ興味がでましたら、ご一読を。