れいじのなかのれいじ

神威怜司のbookメモ&思考メモです。

読書の脅迫

なぜ本を読むのだろうか。

本を読まなくても生きていける。

新しい知識を得るため、ということは言える。

けれど新しい知識は必要なのだろうか?

「新しい知識」というのは競争を勝ち抜くための道具であり得る。僕は競争に勝ちたくて新しい知識を欲して、切迫して本をむさぼりついているのだろうか?

 

そうでない、と言いたい。

 

楽しむために本を読んでいるとも思っている。

ただ、純粋に楽しむだけか?と言われると、その通り!とは素直に言えないところだ。どうしても今読んでいる本を早く読んで、次の新しい本を読みたい。そして、さらに違う新しい本を読みたい。

 

「新しい本を読まなければ」、という僕の内から脅迫されている。読まなければ死ぬぞ、と。

 

最近読書を楽しんでいるというよりは、「読まなければならない。」と思って読んでいる。読書は強制されるものではないのに、強制されているような感じで読んでいる。純粋に楽しめなくなっている。

 

読書は娯楽である。

 

このように前は考えていた。

いつからこの考え方が変わってしまったのだろう。

 

きっと僕自身の今後の道を、本に求めているからなんだと思う。いつか道が見つかると。僕の中では本の中に道があると思っている。読み続けていく中で、見つかるはずだと。だから新しい本にどんどんと引き寄せされていく。本にすがっているのだ。

 

読書を娯楽にできるように、自分をチューニングしよう。

読書の脅迫から解放されたいと思う。

脅迫しているのは自分自身なのだが。。。