れいじのなかのれいじ

神威怜司のbookメモ&思考メモです。

日々の出来事は中立であり、意味はなく、透明である -【本】「圧倒的な価値を創る技術」 苫米地英人

日々起こる出来事に意味はなく、その出来事に意味を感じたとすると、それは自分で勝手に付けた意味である。

この世界にはポジティブな出来事も、ネガティブな出来事もなく、あるのは中立の出来事である。

出来事は着色されているのではなく、無色透明である。

 

私たちは日々の出来事に対して、自分自身で価値を付けることができし、反対に価値を下げることができる。

それを妨げているのは、スコトーマ(盲点)である。人は自分にとって重要なものにしか目がいかないし、理解もできない。

 

まさに本書は私のスコトーマを外してくれた。

大学院進学に関してここまでの意味を持たせることができるとは!そして、ニートや引きこもりに対しての意味付けもすばらしい。

正直、大学院に進学している私は本書に救われた。

本当にこの世の出来事に対する意味は、どうにでもなるということ。どんどん自分勝手に考えてしまっていい、ということの感触をつかめそうだ。もうほとんど手が届いているといっていいのかもしれない。

 

恐怖に惑わされてはいけない。未来はどうなるのかわからないのだから。

 

著者が他の書籍でも言っている「ゲシュタルト」の意味がよくわからなかったが、本書をよんで理解が深まってきた。

ゲシュタルト」とは様々な物事、情報をつなぎ合わせて、新たな価値を創造することである。

 

このタイミングで本書と出会えてよかった。

本当にそう思うが、この意味をつけているのも私が勝手にやっているだけである。

 

 

もう一度言おう、私たちの日々の出来事は「中立」であると。ただその出来事が起こっただけである。