れいじのなかのれいじ

神威怜司のbookメモ&思考メモです。

2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

科学の現状 -【本】「科学と人間の不協和音」 池内 了

本書を読んで、現状の科学に対してかかっていた、よくわからないもやもやな閉塞感の正体がつかめてきた。 本書を読んで感じたことは、研究って意外としがらみが多いのね、ということだった。 さらに本書は4/4、小飼弾さんのニコ生での 課題図書でもある。 お…

成熟社会、いろんなアイディアを出すことが自分たちの幸せに繋がる。 -【本】「成熟社会の経済学」 小野 善康

気づかないものに気づけた瞬間の喜びは格別である。 私たちの経済的欲求には、家、クルマ、i Padがほしいといった消費欲求、おいしいものを食べたい、マッサージをうけたいといったサービス欲求がある。私は経済的欲求はこの2つかと思っていたが、著者はもう…

どうしようもなくやりたいことに出会いたい -【映画】マネーボール

マネーボールのDVDレンタルが開始されたので見ました。 初めは野球選手についての映画だと勘違いをしていて見るのを敬遠してたんですが、実は野球チームのマネジメントの話ということを知って、一気に見たい気持ちが高まりました。 やっぱりどんな業界でも従…

タイムマシンに乗って、今の未来の素晴らしさを体感しよう -【本】「繁栄」(上)、(下) マット・リドレー

まるで本書はタイムマシンである。 なぜなら、人類の歴史をわずか数時間で体験できてしまうのだから。 下巻 p.12 歴史が伝える教訓は明々白々だ。自由交易は相互の繁栄を生むが、保護主義は貧困を生む。 繁栄。 そう、人類は交換と専門化を行うことで繁栄し…

高校生カップルは騙される? -【映画】「僕らがいた」

「僕らがいた」の映画を見ました。 予習もせず、マンガも読んだことがことがなかったので、前情報なしの段階で見に行きました。 普通に見るといい恋愛映画として見れます。もう大学を卒業した大人が見ても「いい!」と思うので、高校生が見ると、より臨場感…

命を懸けた漢達の物語 -【映画】ライトスタッフ

岡田斗司夫さんがおすすめしていた映画「ライトスタッフ」を見た。(確かGayoジョッキーのひとり夜話だったような...) ライトスタッフ - Wikipedia この映画はジェット機や宇宙船のテストパイロット達の物語です。そして実際の実話でもあります。 おもしろ…

キャバ嬢やオーナーって大変なのね。

最近、ガールズバーやキャバクラに行くことがあって、そのときに思ったことをつらつらと。 まず請求される料金を料金としては、キャバクラが1人7000~9000円/時間、ガールズバーが4000円/時間、程度である。私は安い所に行ったからこれぐらいですんでいるのか…

あなたの授業中の思い出は?? -【マンガ】「となりの関くん」

小飼弾さんのブログで紹介されていた「となりの関くん」を読んだ。 小飼弾ー404 Blog Not Found 職業病としての中二病 - 画評 - となりの関くん 立ち読みサイトはこちら FLIP-FLAPPER ≫ 『となりの関くん』第1巻の店舗特典情報&試し読みコーナー 今週頭は京…

日本の未来も、研究論文も結局構造は同じ。

本の前書きを立ち読みしながら、ふと思ったことを備忘録的にメモ。 文章の構造って、極論どんなものも同じなんですね。自説を引き立たてるために、引き立たせるための材料をもってきて文章を作る。こんな簡単なことに気がつかなかった。 私は日本の未来や世…

最高に面白い対談。あっというまの2時間。日本の未来は明るいと確信。 ―【ニコ生】岡田斗司夫×神田昌典対談「世界の変わり目にフリーに生きる」

岡田斗司夫さんと神田昌典さんのニコ生での対談を、忘れないうちにレポート。 岡田斗司夫×神田昌典対談「世界の変わり目にフリーに生きる」 まずは全体の感想から。 最高におもしろかったー!!!そして日本の未来は明るすぎる!!タイムシフトでもう一回見…

相性のいい雑誌。 -【雑誌】サイゾー 3・4合併号

雑誌、サイゾーを初めて読みました。いくつか発見があったので、それを備忘録的にentryにしました。 公式ページもup。 日刊サイゾー ・イオン流通イノベーションの功罪 イオンやセブン&ホールディングスような流通業の成長で、街の商店街はシャッター通りに…

FREEex参加説明会@札幌に行ってきた。

岡田斗司夫さんの提唱する新たな組織形態「FREEex」の参加説明会に行ってきました。岡田さんに会うのは初めだったので、ワクワクとドキドキが入り混じった心境での参加でした。大阪や東京では何度か行っているので、FREEexの説明については省く場合もあるの…

世の中を見る「新たな視点」を入手しよう。 ―【本】「洗脳広告代理店 電通」 苫米地英人

本著はミステリー小説なのか?いや、違う。 私が思うにノンフィクションだろう。しかし、ミステリー小説のように一気に読んでしまった。 本著は苫米地英人さんの新刊。Amazonのレビュー等で話題になっていて、私もすぐに注文したが、手元に届くまでは1週間以…

元気をもらえるドリカム!!素晴らしい1日に、すばらしい未来に乾杯♪ ―【音楽】「何度でも」、「朝がまた来る」 DREAMS COME TRUE

朝から励まされ、前に進む元気をくれた曲です。 非常にベタ曲ですが、やっぱり「何度でも」は名曲です。その曲の歌詞から、これもベタ中のベタの部分を抜粋。 DREAMS COME TRUE ◇ 何度でも 10000回ダメでへとへとになっても、10001回目は何か変わるかもしれ…

iOS 5.1のsiriって、もしやジェイス??

iOSのnew ver.が出たようですね。私はまだアップグレードしていませんが、週末にでもしようと思っています。そして今回のiOS 5.1からはついにsiriが日本語に対応しました。その中で早速、siriに関するニュースがあがっていたのでup。 『iOS 5.1』で『Siri』…

「好き」は才能、「つまらない」も才能。要は自分のとらえ方次第。 -【マンガ】バクマン 17巻

バクマンの最新刊を読みました。 ぼくがバクマンを好きな理由が読みながら、やっとわかった。 それは登場人物たちが「好きなこと(やりたいこと)をやる才能」をもっていることです。自分の好きなこと(やりたいこと)をわかって、そのことに全力で取り組ん…

原子力発電自身は中立である。 -【本】「原発大崩壊!」 武田 邦彦

反原発の本だと思って読んでみたら、予想とは違う内容だった。著者は今回の福島で起きた原子力発電事故をずっと警告し続けただけに、今回の事故は本当にやるせない気持ちであろう。 この本では何度も警告されている「原子力発電は安全」であるというウソ。こ…

これからの日本、未来を悲観的に考えるのではなく、楽観的に。

今後日本はどんどん貧しくなっていく、という論調をよく耳にします。 確かに「平均年収」という面で約10年前と比較してみると、2000年では461万円だったのに対し、2010年では412万円と、約50万円ほど減少しています。金額でみると減っているのですが、生活自…

最高のパウダー、ニセコ

先週末に研究室メンバーでニセコに泊りでボードにいってきました。 ニセコには2年前にシーズンオフ(4月上旬)にいったことがあるのですが、気温が暖かすぎて雪がぐしゃぐしゃで非常に滑りにくい思い出でした。しかし今回は、ギリギリですがシーズン中。ニセ…

1つの物事を様々な視点から見る重要性 -【本】「原発のウソ」 小出 裕章

これまで原子力発電に関する肯定的な内容の本を読んできたので、いわゆる「反原発」の本を読んだ。 読んだ感想としては、同じデータでも意味づけが全く違うこと。例えば、LNT(Linear Non-Threshold)モデルおいて、著者は100mSv以下の被曝でも放射能は危険で…