自分の子供に薦めたい一冊
本書は私にとって自分の子供に薦めたい本である。
子供が高校生ぐらいになった時に、本書で問題視されているような問題が解決されていない社会だったら、ぜひ読ませたい。
読んでほしい。
なぜなら、
親のことを考えて、自分の将来の道を決めなくていい、と。
親のことを考えて、自分の将来の可能性を狭めなくていい、と。
自分の無限大の可能性だけを考えて生きてほしい、と。
私は本書から現在、そしてこれから起こるであろう問題を知ることに加え、上記のようなメッセージも受け取れたからである。
本書は生きている私たちには体験することができない「死」を扱っており、そして対象が「肉親の死」であることもあり、読者によって感じることが様々であると思う。
著者の主張に対して、納得であったり、不愉快であったり、非情と思ったり。
何かを感じたことだけで、本書を読んだ価値は十分にあると私は思う。
なんとなく考えないようにしていた「モヤモヤする種」に光や水を与えられたことだけでいい。
著者の主張が正しいとか、間違っているとかは関係ない。
読者がどう思ったか、どう考えるか、が大切なんだと思う。
とにかく多くの人に読んでもらいたい一冊です。