ファインナンスの勉強の重要性
今日は学生とファインナンスについての話で盛り上がった。
ファインナンス、とは言ったものの、立派なものではなく、簡単な家計についての話。
これから就職する学生にとって、給料というのは重要な指標の1つである。ただ、求人票にのっているのはあくまでも額面上で、手取りではない。なので、額面上で見ると結構貰えると思っているみたいだが、実際はそうではないのが、私を含め多くの社会人の方々が実際に直面している事実である。
私も初任給をもらったときに、あまりの税金の引かれっぷりに驚いた。そして1年目は住民税がないだけまだましだ。2年目からは住民税が引かれるのでより手取りが減る。住民税の恐ろしさは2年目の初めに知った。周りは春から初夏に向かういい雰囲気なのに、私の心はどんより雰囲気だったのを思い出す。
学生も累進課税を調べて、ざっくりと計算すると、予想よりも手取りが少なくなることに驚いていた。「これじゃあ、家を買うのはめちゃ厳しい」と。
ならば次は住宅ローンについて調べた。
よく言われる35年ローンで考えみた。このとき、ちきりんさんの以下の記事がざっくりと計算されていて、役に立った。
いやー、利子の高さに驚きました。銀行にこんなに払うのかと。そして複利こわっ!とも。
単利と複利についても調べなおし、基本を理解。知れば知るほど、複利の怖さを実感。ローンは基本、複利なので、すべてのローンが恐ろしい。
そして最後に、学生にとっては生命線の奨学金について。奨学金も利子ありの奨学金だと、当然、複利の利子である。
しかも今は便利なことに日本学生支援機構で簡単に返済シミュレーションができてしまう。
これで自分が借りる総額に利子がどれぐらいついて、月どれくらい返済して、何年の返済かがざっくりとわかる。
これでも意外な利子の高さに驚いていた。利子で車変えちゃうよ、と。
奨学金は借りる額を考えないと結構つらい状況になることもある。奨学金の返済はニュースにもなるが、返済できない人がいるのも理解できてしまう。
奨学金を借りるときに、多少は利子とか総額を教えるようにしたほうがいいなと思ってしまった。自分で試算するべきだ、と言われてしまえばそれまでだが、やはり教えてあげることも重要だと思う。知らない上で借りるのと、知った上で借りるのではまた違う。
高校でレクチャーすればいいのになー、と思いつつ、高校にもそんな暇はないか、とも思ったり。
できる範囲で、私が関わった学生には教えていこうと思った。
そして本日、「Duet」が届いた。
ジャズピアニスト、上原ひろみとチック・コリアのデュエットライブアルバム。昔、このCDが出始めの時に、CDショップの視聴コーナーで聞いたが、心は動かされず、購入に至らなかった。
しかし、この間youtubeでたまたま2人のライブ映像を見たところ、鳥肌が立って即、Amazonへ。そして購入。
また購入レビューを見てしまったのがいけなかった。初回限定のDVD付きで買ったほうがいい、とのレビューを読み、若干、値上がりしている初回限定を買ってしまった。
DVDはまだ見ていないけれど、CDは聞いた。というか、今、「Duet」を聞きながら文章を書いている。少し高かったけれど、買ってよかったと思っている。2人のピアノの掛け合いは素晴らしい。このままだと、より値上がっているDVDも買ってしまうぞ、と、恐ろしい思考がちらちらと出てくる。
買おうかなー、どうしようかなー、と思いつつ、Amazonは開かずに寝ようと思う。
- アーティスト: チック・コリア&上原ひろみ
- 出版社/メーカー: UNIVERSAL CLASSICS(P)(M)
- 発売日: 2008/01/30
- メディア: CD
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